Help:ウィキスピーシーズについて
内容 · ウィキスピーシーズについて · 分類体系 · 学名部分 · 参考文献の節 · 一般名節
画像のガイドライン · 原著者名 & 著者ページ · プロジェクトのテンプレート · プロジェクトの情報源 · 翻訳
ウィキスピーシーズは確かにウィキペディアなどと同じウィキメディア財団がホストするプロジェクトの1つなのですが、利用者の貢献できる方法を見るとかなり独自です。内容の記述の書式には厳密なルールがあります。ウィキメディア財団に託された特別な役割があるからこそ、これらのルールが欠かせないからです。財団創設者ジンボ・ウェールズのメモを読むと、ウィキスピーシーズとウィキペディアの違いが明白に述べてあります。
ウィキメディア財団がホストするプロジェクトにはもう1つ、ウィキデータがあります。こちらはさまざまなコンテンツを載せたデータベースです。ウィキデータにはウィキメディアの全プロジェクト群からデータが集積し(利用者が管理でき)、ウィキの原則にそって大胆に構築するコンテンツの範囲を拡大していきます。
ウィキペディアであなたが基本情報ボックスを編集する時、その状況にふさわしい編集フォームが提供され、たったワンクリックで編集できたらどうでしょうか。(ご利用のロケール限定でない場合)何の操作も必要ないのに — 会社の株価の推移でも、オープンソースプロジェクトで記述する何十行ものコードでも、あなたの編集内容が他言語版のウィキペディアにも自動で瞬時に反映されるとしたら。ウィキの詳細は理解していなくても、あらゆる主題についてデータベースを横断検索できるとよいと思いませんか。
ウィキスピーシーズのデータはやがてウィキデータに保存されます。
ウィキスピーシーズは何でないかをご参照ください。
ウィキスピーシーズの主旨
ウィキスピーシーズは命名法ならびに分類 (taxonomy) を記述します。寄稿者はこれらの分野に詳しい利用者とします。命名や分類と無関係の話題はウィキスピーシーズの対象外であり、文章で解説を要する場合は投稿先をウィキペディアにしてください。生息域と分布のデータは記事のトークページに書くか、(最終的に) ウィキデータに登録します。
言語の規約
ウィキスピーシーズは可能な限り特定の言語に縛られません。大多数の場合、記入するのは実際のデータに限定され、文をは主に書式を守るために用います。命名と分類名の科学規約はラテン語です。ウィキスピーシーズではこの規約を厳守し学名はリンネ式二名法方式を採用しています。したがって命名も分類もラテン語表記です。
ウィキスピーシーズでは独自の規約に従い、マークアップとデータ解説には英語を標準で使用します。
分類と命名は単一のデータベースを用いることから、このプロジェクトにおける言語分岐あるいはラテン語以外で分類を記すと削除されます。
内容の規約
分類体系の節
ウィキスピーシーズではどの生物種にも 分類体系の節が必須です。この節はウィキスピーシーズの分類体系側面を担い、表記はラテン語で統一します。命名規約は以下の表に従います。
Taxon (複数形) | Taxon (複数形) |
---|---|
Phylum | Phyla |
Classis | Classes |
Ordo | Ordines |
Familia | Familiae |
Divisio | Divisiones |
Cohors | Cohortes |
Sectio | Sectiones |
Tribus | Tribus |
Genus | Genera |
Species | Species |
Varietas | Varietates |
Forma | Formae |
全体を高度に標準化した状態を保つため、ウィキスピーシーズはタクソン関係のテンプレートに依存し多用しています。
学名節
各ページには分類体系に加え、学名節が必須です。この節にはラテン語表記の学名と認可された執筆者、その種を記述し命名した年が含まれます。 さらに植物の名前にはシノニムを提示し、情報源を略式標準形で表記する必要があります。著者名は著者ページに内部リンクします。
この節が特定の種または下位の分類の記述に使われる場合、必ず基準産地 type-locality ならびに正基準標本(ホロタイプ=動物では完模式標本)holotype の節を設けます(この情報が入手できた段階で)。ホロタイプとは執筆者が最初に記述した標本のことで、博物館に保存されます。ホロタイプが発見された場所を基準産地といいます。
記述したタクソンのシノニムは下位節に記述します。
参考文献の節
分類体系節も学名節も、出典を示さなければ意味がありません。だからと言って、それらの節に直接、出典を記入しないで、参考文献節に置きます。各ページに情報源となる書籍や定期刊行物あるいはウェブサイトの記事へのリンクを提供します。該当する場合には本来の情報源を使います(「本来の情報源」とは執筆者がその種を記述した場所のこと)。ウェブサイトへのリンクは可能な限り英語版とします。
一般名節
こちらの節には他言語の一般名へのリンクを置き、該当する場合にはウィキペディア プロジェクトにウィキ間リンクを設けます。
情報源
優良な情報源として、ウィキスピーシーズへの投稿の参考文献として利用できるものの一覧が集約してあります。
いくつかのガイドラインに従うと、インターネット上の良質な参考資料を特定できます。参考資料の必須条件は次のとおりです。
- ラテン語の命名規約
- 執筆者および年
- その他の参考文献、あるいはそれが元の参考文献である場合は分類群の説明。
書式の規約
ウィキスピーシーズのヘルプ部分では扱っていないルールは以下の標準の規約で補います。
- 植物界と菌界:国際植物要綱(2005年7月のウィーン規約)
- 動物界:動物学用語の国際規約(第4版)
- 原核生物(細菌と古細菌):国際原核生物命名規約 (ICNP、2008改訂、2015年草稿) 。旧称は国際細菌命名規約 (ICNB、1990年改訂) 。
助けてほしいときにどうすればよいか
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